雪印メグミルクが高値に迫る、3月通期の営業利益30%増額修正など好感

2023年10月25日 09:27

■増額修正後の予想1株利益は180円62銭に

 雪印メグミルク<2270>(東証プライム)は10月25日、買い気配のあと6%高の2400円(155円高)で始まり、約2か月前につけた2021年以来の高値2435円に迫っている。24日の15時に連結業績予想の大幅な増額修正を発表し、第2四半期累計期間(2023年4~9月)の営業利益は5月に開示した従来予想を60.0%上回る112億円の見込み(前年同期比52.4%増)に引き上げたことなどが好感されている。「価格改定が着実に浸透したこと」(発表リリース)や、「エネルギーをはじめとするコストの上昇幅が想定したレベルよりも下回ったこと」(同)などが要因とした。

 3月通期(24年3月期)の連結業績予想は、営業利益を5月に開示した従来予想に対し30.0%上回る182億円の見込み(前期比39.4%増)に引き上げ、経常利益も同30.0%上回る見込みとし、親会社株主に帰属する当期純利益は同28.4%上回る122億円の見込み(同33.6%増)に引き上げた。増額修正後の予想1株利益は180円62銭。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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