丁寧なつもりが失礼になってしまう英語のフレーズ集 (1)
2023年10月16日 07:59
学校の授業では文法は教えても、細かいニュアンスというのは中々教えないのではないだろか。それもそのはず、学校の授業はテストや試験に合格する為の勉強という要素があるからだ。今回は丁寧なつもりが失礼になってしまう、英語のフレーズ3つを紹介する。
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■Please sit down
学校の授業でも頻繁に耳にしてきたのではないだろうか。カタコトでもなんとかコミュニケーションは可能という英会話初級レベルでも使えるフレーズだが、注意が必要だ。
実はこのフレーズは、ネイティブには「席に着きなさい!」と聞こえている。pleaseを使うと丁寧になると覚えている人もいるだろうが、このフレーズは丁寧どころかむしろ命令口調になってしまっているのだ。
丁寧に言いたい時は「Please have a seat」と言うようにしよう。
■Would you mind ~?
「Would you mind~?」は非常に丁寧な言い方をする際に使うフレーズである。ではこれを使って「Would you mind turning the volume down?」と言うとどうだろうか。
ニュアンスとしては「ちょっとボリューム下げて頂けないかしら?」という風に伝わるが、場合によっては丁寧過ぎて慇懃無礼と捉えられかねない。
簡単な頼み事であればシンプルに「Could you~, Would you~」を使った方が良い。むしろこのような場合であれば「Can you~」でも良いだろう。
■You’d better ~
相手にアドバイスする際に、「You’d better~」を使っている人はいないだろうか。例えばタバコを吸っている相手に「ここではタバコは吸わないでね」と言う時、「You’d better not smoke here」と言ってしまうと、相手はタバコを消すだけではなく、びびってしまうかもしれない。
なぜなら、「You’d better not~」には「~しない方がいい、さもないと(とんでもないこと)になる」というようなニュアンスが含まれているからだ。これだと注意を超えて脅しである。You’d betterは基本的に肯定の文で使うのが基本だと覚えておこう。
今回は紹介したフレーズは、特に英語初級~中級者が使ってしまいがちだ。誤解されないように覚えておくと良いだろう。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)