新型コロナワクチン、全額国費での接種は2024年3月で終わる見通し
2023年9月13日 08:30
厚生労働省は8日、COVID-19ワクチンの接種に関して、2024年3月までの「臨時接種の特例」として提供されている無料接種を4月以降は延長しない方針を固めた。これにより、特例による国費での無料接種が終了する見通し。最終決定は厚労省の専門部会で行われるという(毎日新聞、読売新聞、日経メディカル)。 今後は高齢者など重症化リスクの高い65歳以上の人々に関しては、季節性インフルエンザワクチンと同じように、国の交付金で一部費用をまかなう「定期接種」に位置づけられる。これにより秋冬に1回接種されることになる。自治体によっては、費用の一部を補助する場合もあるという。 一方、65歳未満に関しては任意接種となり、原則として自己負担が発生すると見られる。今年度の接種は、春夏には65歳以上の高齢者、基礎疾患を持つ重症化リスクの高い人々、医療従事者などを対象に実施された。秋冬の接種は全年代に広がる予定で、今月20日から実施される。