UUUMは朝安の後小高い、TOB完了、フリークアウト・HDと新たな展開へ

2023年9月11日 11:00

■拡大するインフルエンサーマーケティング市場への進出を加速

 UUUM<3990>(東証グロース)は9月11日、軟調に始まったものの、取引開始後の687円(13円安)を下値に持ち直し、午前10時30分を過ぎては706円(6円高)と小高くなっている。ユーチューバー支援事業などを行い、フリークアウト・HD(フリークアウト・ホールディングス)<6094>(東証グロース)が2023年8月14日から9月8日まで公開買付を実施。その結果を両社が9日に発表し、フリークアウト・HDはUUUMの第1位株主(議決権所有割合50.77%)になったことなどで、新たな展開への期待が先行する形になった。フリークアウト・HDも2%高で堅調に推移している。

 両社は9日、フリークアウト・HDによるUUUMへの公開買付の結果を発表し、公開買付は2023年9月8日をもって終了し、フリークアウト・HDはUUUM株式を議決権所有割合50.77%(10,403,982株)保有する第1位株主になったこと、UUUMは連結子会社になり、株式は引き続き上場を維持する予定であること、などを発表した。

 公開買付者(フリークアウト・HD)は、拡大していくインフルエンサーマーケティング市場への進出のため、他社との資本提携の可能性を含めた方策について、2022年4月上旬より検討を行ってきた。インフルエンサーマーケティング業界のリーディングカンパニーである対象者(UUUM)に対して、資本提携及び業務上の協力や連携の可能性について打診を行った。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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