東京為替:ドル・円は反落、ドル・人民元に連れ安も
2023年9月6日 17:16
*17:16JST 東京為替:ドル・円は反落、ドル・人民元に連れ安も
6日の東京市場でドル・円は反落。米金利高を背景にドル買いが先行し、朝方に一時147円81銭まで値を上げた。ただ、前日高値を意識したドル売りで一段の上昇は抑制された。また、ドル安・人民元高に連れ安し、ドル・円は午後に147円01銭まで下落した。
・ユーロ・円は158円43銭から157円78銭まで下落。
・ユーロ・ドルは1.0713ドルから1.0739ドルまで値を上げた。
・17時時点:ドル・円147円40-50銭、ユーロ・円158円20-30銭
・日経平均株価:始値33,115.06円、高値33,282.15円、安値33,088.22円、終値33,241.02円(前日比204.26円高)
【経済指標】
・豪・4-6月期GDP:前年比+2.1%(予想:+1.8%、1-3月期:+2.4%←+2.3%)
・独・7月製造業受注:前月比-11.7%(予想:-4.3%、6月:+7.6%←+7.0%)
【要人発言】
・松野官房長官
「為替の過度な変動、経済に悪影響を及ぼす可能性があり望ましくない」
「あらゆる選択肢を排除せず適切に対応」
・神田財務官
「投機的な行動あるいはファンダメンタルズでは説明できない動きがみられる」
「高い緊張感をもって注視」
「政府としてはあらゆる選択肢を排除せずに適切に対応していく」
・高田日銀審議委員
「予想物価上昇率が持続的に上がっていくかどうかについてはなお課題」
「賃金の持続性、これから1年間はよくみておかなければならない」
「為替、米国景気の想定以上の強さが影響を及ぼしている印象」
「現行の大規模な金融緩和、粘り強く続ける必要がある」
「物価目標実現に向け変化の兆しが生じているだけに、緩和継続が必要」
「フィリップ曲線、長年の金融緩和で上方にシフトし始めた可能性」
「債券市場の安定確保のため、モニタリングなどで市場の状況をきめ細かく把握」《TY》