True Dataは専門知識不要なAIとビッグデータで新規出店時の売上を予測する小売業向けサービス「SalesSensor」を提供開始

2023年8月31日 10:54

■AIが新規出店の売上を予測

 ビッグデータプラットフォームを運営するTrue Data<4416>(東証グロース)は、2023年9月13日(水)に、データサイエンスで企業と社会の課題を解決するDATAFLUCT(データフラクト)と連携し、小売業が新規出店する際の売上を予測するサービス「SalesSensor(セールスセンサー)」の提供を開始すると発表。

 小売業は新規出店を計画する際、店舗売上データやGIS(地図情報サービス)などを独自に分析して候補地を検討するが、社内に専門知識のある担当者がいない場合、精度の高い売上予測を行うことは困難である。「SalesSensor」は、小売業が独自に持つ売上実績データや店舗情報に加え、競合店の情報、人口や乗降客数、平均世帯年収など外部のオープンデータをAIが分析し、地域特性を加味した売上予測を自動的に算出する。社内にデータサイエンティストがいない企業でも、高精度の売上予測により、売上の最大化と新規出店コストの最適化につなげることが可能である。

 小売業にデータマーケティングサービスを提供するTrue Dataが、幅広い業界におけるアルゴリズム構築に強みを持つDATAFLUCTと連携することで、精度の高い新規出店売上予測の提供に加えて、ユーザーの要望に応じて、出店後の売上を検証するなど継続的にマーケティングを支援することも可能となる。両社の知見を合わせ、新規出店の成功に向けたデータ活用支援をめざす。

 True Dataは小売業のデータマーケティングに加え、本年度からはデータを活用した販促など具体的な施策支援へと事業領域を拡大してきた。同社はこれからもAIとビッグデータを活用し、さまざまな課題を解決するソリューションを提供することで、小売業のDXに伴走するパートナーとして貢献していく。

■サービスの特徴

・専門家がいなくても精度の高い新規店舗の売上予測を実現

 自社の保有するデータを連携するだけで、物件ごとの売上予測結果を見ることが可能である。さまざまな外部データとの連携により、精度の高い売上予測を実現する。自動化により売上予測業務の属人化を解消し、再現性を高める。売上影響要因がわかる

 商圏人口の影響が大きいのか、競合店数の影響が大きいのかなど、ブラックボックスになりがちな予測の根拠がわかる。出店後の売上実績を連携することで好調な店舗の要因を分析することも可能である。社内にノウハウがたまることで、新規に出店した店舗の売上アップや次の新規出店計画において効果的にPDCAをまわすことができる。

■サービス概要

・サービス名:SalesSensor ・開始日:2023年9月13日(水) ・対象:食品スーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどの小売業 ・サービス形態:SaaSまたはレポートサービス(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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