デンマークとオランダ、ウクライナへのF-16供与を正式発表
2023年8月22日 17:21
デンマークとオランダは20日、ウクライナに対して米国製戦闘機F-16を供与すると発表した。デンマークのフレデリクセン首相は、同国のF-16のうち19機をウクライナに提供するとしている。オランダのルッテ首相もゼレンスキー大統領の訪問の際にF-16の提供を公約したという。オランダからは42機が供与されるとの報道もあるようだが、ルッテ氏は提供する戦闘機数や時期は明らかにしていないようだ(Bloomberg、読売新聞、毎日新聞)。 両国の首相は個別に、米国から必要な許可を得たのち、ウクライナ人パイロットの操縦訓練が完了すれば、機体の提供をおこなう。米国務省は17日、デンマークとオランダにF16の移転に必要な承認を確約したことを認めている。現在70人強のウクライナ兵士がデンマーク国内で訓練を受けているとされる。 あるAnonymous Coward 曰く、 ウクライナは以前からF-16戦闘機の供与を求めていた一方、NATO各国はパイロットの訓練などを進めつつも、公式には供与を認めてはいなかった。ただし、いずれにせよ機体が実際に引き渡されるのは年明け以降になる見通し。