米国でテレビ視聴に占める放送とケーブルの割合が初めて50%を割る

2023年8月20日 16:30

ニールセンのデータによると、7 月は米国のテレビ視聴に占める放送とケーブルテレビ合計の割合が初めて 50% を割っている(ニールセン インサイトの記事The Verge の記事)。

一方、ストリーミングの割合は過去最高の 38.7% に達したという。7 月は夏休みに入って 18 歳未満による視聴が増加したこと、Netflix と Peacock で配信された「SUITS]と Disney+ で配信された「Bluey」が合計 230 億分の視聴時間を占めるなど、ストリーミング配信されたドラマが好調だったことが理由として挙げられている。なお、ニールセンのデータでは昨年 7 月にストリーミングがケーブルを上回ったが、その後ストリーミングカテゴリーからリニアストリーミングが除外され、ライブ TV コンテンツの視聴に関しては元の放送またはケーブルにクレジットされるようになった。そのため、現在のデータでストリーミングがケーブルを超えたのは 2022 年 11 月となっている。

また、Leichtman Research Group (LRG) が 15 日に発表した第 2 四半期の米有料 TV サブスクライバー数にも同様の傾向がみられる。それによるとサブスクライバーは 173 万人減の 7,193 万人。なお、LRG のデータにはストリーミングによるライブ TV も含まれ、このカテゴリーも 12 万人減の 1,337 万人となるなど、リニア TV が全体に減少しているようだ。

スラドの皆さんはどのようにテレビを視聴しているだろうか。 

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