Microsoft 365 Educationの容量無制限が終了

2023年8月11日 09:40

Microsoftは1日、教育機関向けの「Microsoft 365 Education」利用者に対し、OneDrive for Businessの無制限容量割り当てを終了し、代替としてテナントごとに最大100TBの基本容量を提供する「Pooled Storage for Education」に移行すると発表した。このPooled Storage for Educationでは、これまで個々のサービスごとに計算されていたOneDrive、SharePoint Online、Exchange Onlineのストレージ容量が、統合された記憶域として扱われるという(Microsoft 365 Education のストレージに関する変更 Mac OTAKARA)。 Microsoft 365 Educationの契約者は、テナントごとに100TBの基本容量が提供され、利用するサービスの種類や数量に応じて追加容量が割り当てられる。移行の理由としてMicrosoftは、セキュリティリスクを縮小するためだとしている。同社によるとクラウドへの移行が広がるにつれ、保存されているデータや使用されないアカウントが際限なく増加しており、米仮面でも維持が困難だとしている。また教育機関とその学生にとってはデータ侵害のリスクがあるともしている。 Pooled Storage for Educationの対象となるのは、テナント内におけるライセンス割当数のうち、 Microsoft 365 Educationが過半数となっている場合。2023年8月1日以降に新規作成されるか、既存テナントは2024年8月1日までの間に移行が行われるとしている。 

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