テンポイノベーションが大きく出直る、3年連続の増配計画など株主還元の総合的な強化に期待強まる

2023年8月7日 12:14

■株主優待は2段階で500株以上に一本化、まとまった買い増える期待

 テンポイノベーション<3484>(東証プライム)は8月7日、続伸基調で始まった後も上値を追って一段と強含む相場となり、午前10時過ぎには6%高の1188円(65円高)まで上げて大きく出直っている。3日の夕方に株主優待制度の2段階にわたる一部変更を発表し、5月に開示した2026年3月期までの3年連続の増配計画と合わせて株主還元の総合的な強化を行うとし、期待が強まっている。

 東京都内の繁華街の飲食店の店舗を中心に転貸借事業を行い、24年3月期も純利益などが連続最高を更新する見込み。株主優待制度の一部変更では、優待の対象を最終的に保有株数500株以上で1年以上保有する株主に一本化することになり、日々の売買でまとまった買いが増えるとの見方が出ている。500株未満の株主には今期から3年連続で増配する配当で報いる形になる。

<3年間の増配計画> ・今期・24年3月期:配当性向38.2%、1株あたり配当額20円00銭 ・来期・25年3月期:配当性向39.6%、1株あたり配当額24円00銭 ・翌期・26年3月期:配当性向40.9%、1株あたり配当額28円00銭 (HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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