東京国立博物館「博物館でアジアの旅」音楽の集いや宴など“アジアのパーティー”に焦点、酒器や刺繍など

2023年8月1日 08:11

 「博物館でアジアの旅 アジアパーティー」が、東京国立博物館 東洋館にて、2023年9月26日(火)から10月22日(日)まで開催される。

■“アジアのパーティー”にまつわる工芸や考古遺物を展示

 東京国立博物館の「博物館でアジアの旅」は、今回で10回目を迎える秋の恒例企画。東洋の美術・工芸・考古遺物が集う「東洋館」を舞台に、テーマに沿った名品を館内随所に展示するイベントだ。

 2023年は、「アジアのパーティー」がテーマ。雅な人びとの詩会のひとときや音楽の集いを描いた作品、アジア各地の宴に用いられた酒器や祭器など、当時の賑やかな様子が思い起こされるような作品を紹介する。

■琵琶や太鼓で演奏する人々

 様々な作品の中でも、楽器で演奏する人々をモチーフにした作品が目を惹く。竪琴や琵琶、太鼓を持って演奏する女性たちを表した中国のやきものの人形《加彩楽人》や、横笛、縦笛、シンバル、太鼓、四絃琵琶などを演奏するくっきりとした目鼻立ちの人々を描いた《衆人奏楽図》などが揃う。

■宴会に欠かせない酒器

 宴会に欠かせない道具と言えば、酒を注ぐ酒器や水注。会場では、山羊の頭部やラクダなど、西アジアでは青銅器時代から定番であった野生動物を象った酒器を目にすることができる。また、お酒を入れるのに使われる「仙盞瓶(せんさんぴん)」と呼ばれる中国の水注も展示される。

■婚礼を祝う刺繍作品

 さらに、インド北西部からパキスタンに広がるパンジャーブ地方伝統の婚礼ショールで、「花刺繍」を意味するプルカリも展示。代々母から娘へと教えられるという木綿地が見えないほど施された絹の刺繍は、娘の結婚など新たな門出を祝うプレゼントでもあった。

このほか、収穫を祝う饗宴図やインドラ神の住む天界で、神々のために舞い歌う美しい水の精霊アプサラスを表したカンボジアにて作られた彫刻などを鑑賞できる。

■展覧会概要

 「博物館でアジアの旅 アジアのパーティー」
会期:2023年9月26日(火)~10月22日(日)
会場:東京国立博物館 東洋館
住所:東京都台東区上野公園13-9
開館時間:9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日、10月10日(火)※10月9日(月・祝)は開館
観覧料:一般 1,000円/大学生 500円
※総合文化展観覧料で観覧可
※特別展、有料イベントは別料金
※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものを提示
※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳など提示
※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間等については、今後の諸事情により変更する場合あり。最新情報は、東京国立博物館ウェブサイト等にて告知

【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)

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