NYの視点:米新規失業保険申請件数は2カ月ぶり低水準、景気底堅く、7月FOMCでの追加利上げ正当化
2023年7月21日 07:38
*07:38JST NYの視点:米新規失業保険申請件数は2カ月ぶり低水準、景気底堅く、7月FOMCでの追加利上げ正当化
米労働省が発表した週次新規失業保険申請件数(7/15)は前週比9000件減の22.8万件と前回23.7万件から増加予想に反し減少し5月中旬以降2カ月ぶりの低水準となり、労働市場の強さが再確認された。また、4週平均は237500と、6週間ぶりの低水準。
7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は‐13.5と、6月-13.7から改善も予想を大幅に下回った。現況は冴えないが、6カ月先は大きく改善する見通し。
ゴールドマンサックスは米国経済が今後12カ月内に景気後退入りする確率を従来の25%から20%へ2引き下げたが、経済専門局CNBCの調査結果でも投資家の経済への悲観的見解が後退していることが明らかになった。7月連邦公開市場委員会(FOMC)で連邦準備制度理事会(FRB)が0.25%の追加利上げを再開することが9割超織り込まれた。
■7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:‐13.5
新規受注:-15.9(6月-11.0)
仕入れ価格:9.5(6月10.5)
販売価格:23.0(0.1)
雇用者数:-1.0(-0.4)
週平均就業時間:-3.0(-8.2)
6カ月先:29.1(12.7)
新規受注:38.2(6月14.1)
仕入れ価格:33.8(6月23.5)
販売価格:20.8(17.4)
雇用者数:21.3(13.1)
週平均就業時間:16.5(0.6)《CS》