津田沼駅前の商業施設「ビート」、21店が順次登場し今秋全面開業へ
2023年6月28日 16:18
千葉県船橋市の旧津田沼パルコB館をリニューアルした商業施設「Viit(ビート)」(船橋市前原西)は、7月から21店が順次登場し、2023年秋に全面開業する。施設の顔として1階に小売り大手の「無印良品」、地下1階にスーパー「ベイシア」の新業態店が出店し、JR津田沼駅前のにぎわいの象徴となることを目指す。
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旧津田沼パルコは1977年、津田沼駅北口の中核商業施設として開業。地下1階、地上6階建てのA、B館に合計約140のテナントが出店して駅前ににぎわいを支えてきたが、2023年2月末で閉店した。このうち、B館は建物所有者の津田沼七番館が3月から新商業施設にリニューアル、カフェの「スターバックス」など11店が引き続き営業している。
新たに登場する店舗は無印良品、ベイシアの新業態店で都市型店舗第1号となる「スーパーベイシアフードパーク津田沼店」のほか、エステ&コスメの「ポーラザビューティー」、着物の「しゃら」、ベビー・キッズファッションの「西松屋」、100円ショップの「ダイソー」、靴の「ABCマート」、クリニックの「津田沼ヒフ科」など21店を予定している。
これとは別に、エステの「ダンディハウス/ミスパリダイエットセンター」がリニューアルする。新規出店は10月中旬ごろまで続く見通し。
旧津田沼パルコは開業直後から「津田沼戦争」と呼ばれた激しい商戦を生き残り、駅前の商業を支えてきた。だが1996年に西船橋駅経由で東京に行ける東葉高速鉄道が開通すると、津田沼駅の乗降客が減り、売り上げが減少した。
閉店決定で地域の商店主らに激震が走ったが、B館の建物所有者である津田沼七番館が新商業施設へのリニューアルをすぐに発表し、駅前の象徴ともいえる施設の再生に着手した。(記事:高田泰・記事一覧を見る)