ドル円の予想(6月12日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2023年6月14日 17:45

*17:45JST ドル円の予想(6月12日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、今週のドル円について、『重要イベントが相次ぐ中で、底堅く推移しそうだ』と述べています。

続けて、『今週は13日に5月米消費者物価指数(CPI)が発表され、13、14日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。続けて、15、16日には日銀金融政策決定会合が予定されており、日米金融政策の方向性の違いが改めて意識され、ドル買い・円売りが強まりそうだ』と伝えています。

次に、『5月CPI予想は前年同月比で4.1%、コアCPIが同5.2%。これより上回っているなら利上げ見通しが高まり、ドル買いが強まろう。逆に、予想を下回る結果であればドル売りが優勢となろうが、翌日のFOMCを控えてドル売りも限定的になるだろう』と考察しています。

また、『FOMCでは政策金利の据え置きが予想されているが、7月会合での利上げに含みが残るだろう。CMEのFEDWATCHによると、6月の金利据え置き確率は72%だが、7月の利上げの確率は67%と予想されている』とし、『ドットチャートで2023年末の予想中央値が前回3月時点の5.1%から引き上げられた場合、市場参加者の「タカ派」姿勢が健在と受け止められ、ドル買いが強まる可能性が高い』と分析しています。

一方で、『日銀金融政策決定会合では、一部でイールドカーブコントロールの許容変動幅が拡大(上下0.5%から同0.75%)されるのではないかとの思惑もあるが、植田日銀総裁は、粘り強く金融緩和を続けると繰り返し表明していることから、金融政策は現状維持となる公算が高い』と伝えています。

こうしたことから、陳さんは、『結局、重要イベントが終了すれば、日米の金利差拡大が改めて着目され、ドル買い・円売りが一段と強まるのではないか。直近高値の5月30日につけた140円95銭をブレイクすれば、昨年11月の高値142円25銭を目指す展開になろう』と考察しています。ドル円の今週のレンジについては、『138.00円~142.00円』と予想しています。


参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の6月13日付「ドル円の予想(6月12日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《CS》

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