ChatGPTに聞いてみた 「2023年おすすめの副業は?」
2023年6月13日 07:41
人間のような自然な受け答えができると話題のChatGPT。本記事では、この最新AIチャットボットに、「2023年おすすめの副業は?」と質問した結果について紹介する。
【こちらも】2023年におすすめの副業は?
■有料版ChatGPTに「2023年おすすめの副業は?」と質問してみると・・
筆者は、今年の冒頭に「2023年におすすめの副業は?」という記事を執筆した。この記事の内容も、読者にとって有益なものである。だが話題の最新AIチャットボットChatGPTに同じ質問をした場合、どのような回答が返ってくるのか興味を持った。そこで、実際にChatGPTに「2023年におすすめの副業は?」と質問してみることにした。
今回の実験に使ったのは、有料版のChatGPTである。無料版のChatGPTは、参照できるデータが2021年までに制限されている。最新のデータを参照するには有料版のChatGPTと、5月から提供が始まったプラグインが必要だ。
本記事では、有料版のChatGPT-4で、設定からプラグインを有効化して検証している。前置きが長くなってしまったが、ChatGPTに副業の候補とその理由を5つ挙げてもらった実験結果を紹介しよう。
まず1つめは、「リモート英会話講師」。英語を学びたい人の数は増え続けており、オンラインなら世界中の生徒に教えられる。加えて、自分自身の英語スキルも維持・向上できる点もメリットだ。リモートワークのため、自分のペースに合わせて副業できる。
2つめにおすすめの副業は、「オンラインフリーランスライティング」。ウェブコンテンツの需要は増加しているため、良質な記事を書けるライターも必要とされている。一般的なライティングスキルの提供だけでなく、専門的知識が必要とされる分野に精通していれば、追加収入を得ることも可能だ。
■ChatGPTはオンラインやリモートでできる副業をおすすめした
有料版ChatGPTに聞いた「2023年おすすめの副業は?」の3つめは、「データ分析」だ。ビジネスでは、ますますデータの重要性が高まっている。そのため、データ解析の能力は、多くの企業から需要が高い。そしてやはり、データ分析の副業もリモートワークで対応できる点がメリットだ。
4つめのおすすめの副業は、「SNSマネージャー」。SNSは、今やビジネスにとって必要不可欠なものとなっている。そのため、企業はプロのSNSマネージャーを求めており、副業者にとってもリモートワークが可能なため魅力的だ。Webマーケティングスキルとともに、クリエイティブ思考を発揮できる副業を探しているなら、「SNSマネージャー」は有力な候補となるだろう。
最後、5つめにChatGPTがおすすめした副業は、「オンラインチューター」だった。近年、オンライン教育の分野は急速に成長しており、幅広い年齢層や学問分野でのオンラインチューターが求められている。特に専門知識を持っている場合、追加の収入を得られる点がメリットだ。
「オンラインチューター」といった”教える副業”を始める場合、「ココナラ」のようなスキルマーケット型のクラウドソーシングサイトがおすすめだ。自身の持っているスキルを、商品として販売できるマッチングサービスである。他には、対面形式に適した「ストアカ」もおすすめだ。
筆者は以前「年末年始に副業を始めるのにもおすすめ スキルマーケットとは?」という記事を執筆しており、オンラインチューターの副業を検討しているなら、こちらの記事も参考になるだろう。ただ記事内で紹介している、「スキルクラウド」は3月にサービスを終了している。
以上が、有料版ChatGPTに「2023年おすすめの副業は?」と質問した実験結果だ。企業による人気副業の調査結果と比較してみると、その内容には大きな違いがあることが分かった。ChatGPTは、「ポイ活」や「モニター」などはおすすめしていない。しかし、”教える副業”がおすすめな点では、共通していた。
ChatGPTと企業の調査結果、どちらが正しいかは客観的根拠がないので判断できない。だが両方の情報を参考にすることで、自分に合った副業探しに役立てられるだろう。(記事:西島武・記事一覧を見る)