アニメ業界の労働環境改善を目指す「日本アニメフィルム文化連盟」が発足
2023年5月25日 09:15
19日、アニメ業界の低賃金や長時間労働などの課題解決を目指す団体「日本アニメフィルム文化連盟」(NAFCA)が発足したことが発表された。設立日は4月27日となっている(NAFCAプレスリリース、朝日新聞)。 リリースによれば、商業アニメ成立から約100年が経過し、関連産業の売り上げは2.7兆円を超え、国を象徴する文化ともなっているものの、制作現場は体力・気力の限界を「この仕事が好き」という作り手の思いで支えている状況であり、現場の疲弊は、破綻寸前といっても過言ではないとしている。 同団体の代表理事を務める植田益朗氏は、「日本のアニメーション現場は貧困を覚悟しなければ飛び込めない場所であり続けてよいのか」と団体設立に至った問題意識を語っている。