金、急落は押し目買いのポイントか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
2023年5月23日 09:36
*09:36JST 金、急落は押し目買いのポイントか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、『金、急落は押し目買いのポイントか』と述べています。
続いて、『週明け15日のNY金は、ドル下落に伴う割安感を受けた買いに支えられ、4営業日ぶりに反発。前週末比2.90ドル(0.14%)高の2022.70ドル。引き続き債務上限問題が材料視された。この協議が難航すれば来月にもデフォルト(債務不履行)に陥る恐れがあるため、先行き不透明感から安全資産である金には買いが入った』と伝えています。
また、『16日は、米経済指標が比較的堅調な結果だったほか、米金融当局者のタカ派発言が相次いだことで、米連邦準備制度理事会(FRB)のインフレ抑制に向けた引き締めが長引くとの観測が浮上。米長期金利とドル指数が上昇し、金相場を圧迫し、約2週間ぶりに2000ドルの大台を割り込んだ』と解説、『高金利にもかかわらず米経済が持ちこたえていることが一連の経済指標で示され、FRBの物価対応は道半ばとの見方が裏付けられた』と述べています。
次に、『6月1日にも資金繰りが行き詰まるとされる中、デフォルト(債務不履行)による市場の混乱への警戒感は強い。与野党の主張に隔たりが大きく、過去の債務上限を巡る与野党対立よりも、リスクは大きいとの声が上がっている』とし、『ただ、債務上限問題は金相場のサポート要因だが、最終的には共和党が妥協して決着するとの見方もある。その場合、金相場は今までのリスクプレミアムを縮小する格好で下落しよう』と言及しています。
しかし、『米国の景気後退懸念は強く、CMEのFEDWATCHによると、市場はFRBが年内にも利下げに転じる可能性は高いと見ているようだ。そのため、急落場面は押し目買いのポイントになりそうだ』と考察しています。
こうしたことから、陳さんは、NY金について、『当面のレンジは、1980~2080ドル』を想定しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月17日付「金、急落は押し目買いのポイントか」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《CS》