Microsoft、商用核融合企業と電力購入契約を締結 2028年稼働開始予定

2023年5月13日 15:56

Microsoftは10日、核融合発電の米スタートアップ企業であるヘリオン・エナジー(Helion Energy)と電力供給契約を交わしたと発表した。2028年から同社から電力購入契約をおこなうという。ヘリオンはこれまで6機の核融合試作機を製造しており、6機目でプラズマ温度が1億度に到達した世界初の民間核融合企業となった。現在、7機目の核融合試作機を製造しており、2024年に発電能力を実証する予定だという(Helion EnergyリリースロイターPC Watch日経新聞CNET)。 今回のような核融合の売電契約が交わされるのは世界で初めて。ヘリオンは2028年に核融合発電を開始、その後1年間で50メガワット以上まで高めることを目指す。1メガワットは米国の約1000世帯が使用できる電力量となっている。 

関連記事

最新記事