川崎汽船が4%高、今期経常益81%減を見込むが株主還元策など好感

2023年5月9日 11:01

■「最低500億円は追加配当とは別に24年3月期に実施予定」

 川崎汽船<9107>(東証プライム)は5月9日、買い気配から4%高の3320円(135円高)で始まり、2日続伸基調の相場となっている。8日の取引終了後に発表した3月期決算で、今期・2024年3月期の連結業績予想を経常利益81.2%減、純利益82.7%減としたものの、株主還元策について、「最低500億円は追加配当とは別に2024年3月期に実施予定」(決算短信)などとし、期待が先行している。

 2026年度までの中期計画期間において1100億円規模の追加的な株主還元策を予定しており、このうち、最低500億円は追加配当とは別に2024年3月期に実施予定とした。今期の為替前提レートは1ドル125.29円。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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