雪印メグミルクは約1年ぶりに2000円台、3月決算見通しの増額修正など好感

2023年5月8日 10:12

■PBR0.7倍前後のため向上に向けた期待も

 雪印メグミルク<2270>(東証プライム)は5月8日、一段高で始まった後もジリ高基調となり、午前9時50分にかけては5%高の2067円(107円高)まで上げて2022年4月以来の2000円台に進んでいる。4月25日に2023年3月期の連結決算見通しの増額修正を発表し、以後、取引時間中の高値を毎日セリ上げて上値を追う相場となっている。また、PBR(株価純資産倍率)が0.7倍前後のため、PBR向上に向けた期待もある。

 23年3月期の連結決算見通しは、第4四半期連結会計期間に売上高が予想より増加したことに加え、原材料およびエネルギー価格の上昇幅が想定よりも下回ったことなどにより、2月に発表した前回予想を売上高は0.7%上回る見通しとなり、営業利益は同18.2%、当期純利益は同7.1%上回る見込みになったとした。決算発表は5月15日頃を予定する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事

最新記事