アルファドライブ「はたらく部」、副業社会人コーチ募集 中高生にキャリア教育
2023年5月4日 07:05
アルファドライブ(東京都千代田区)は2日、中高生向けのキャリア教育事業「はたらく部」で、副業社会人コーチの募集を開始した。バーチャル空間で、中高生向けにワークショップの開催などをしてもらう。コーチに認定されれば、グレードと稼働に応じて報酬を支払う。
【こちらも】車内サイネージ、対象選定のオリジナルコンテンツで関心8割超に JR東日本企画
はたらく部は、NTTドコモの社内新規事業創出プログラム「39works」の協力により企画され、アルファドライブが運営している中高生向けキャリア教育事業。起業家や第一線で活躍する社会人コーチと中高生がバーチャル空間でコミニティをつくっている。
ビジネス解説動画をもとに社会人コーチが深堀りしたり、ゲーム型のワークショップを開催する。参加する中高生は、ビジネスプランニングやプレゼンテーションなども行う。オンラインで参加できるため、地域に関係なく様々な地域の学生同士もつながりができる。
コーチは、月1~3回の授業や、授業時間外に学生と対話を行う。月1回は、コーチ定例にも参加する。コーチになるには、書類審査を経て面談を実施。研修動画を視聴してからコーチ認定となる。コーチはグレードと稼働に応じて報酬が支払われるが、プロボノでの参加も可能だ。
はたらく部に中高生が参加するには、月額制のプランに申し込む。費用は中学生が月額5940円で、高校生が月額2750円。セッションは、平日10時~21時または20時~22時に行われる。
中高生が社会に出る前に、現役社会人コーチなどと交流することで社会を知ることができる。実際にワークショップや課題を通じて仕事の疑似体験もできる。こうした経験をもとに、中高生は将来の進路が決定しやすくなる。
はたらく部を企画検証した「39works」は、スピーディに新規事業を生み出すための取り組み。社内外のパートナーと連携し企画開発から運用、保守までをワンストップで実施する。2022年6月末時点までに手掛けた企画数は1280件。検証件数は123件で、事業化したプロジェクト数は42件。子会社も2件設立された。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)