「Pepper」導入時に補助金・助成金の申請を支援 ソフトバンクロボティクス

2023年4月17日 08:25

 ソフトバンクロボティクス(東京都港区)は14日、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」導入時に、補助金申請から導入までをワンストップでサポートするサービスを開始した。社会保険労務士法人ADEPTとの提携で提供し、集客・接客向けと介護向けモデルで提供する。

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 業務効率化のための補助金制度は拡充されているが、申請が難しく踏み込めない事業者が少なくない。サポートで導入の後押しをする。

 無料で補助金診断を実施し、どの補助金や補助金に申し込み可能か、受給可能な金額はどれくらいかなどを案内する。申請書類の作成から提出も対応。対象は、「集客・接客向け」と「介護向け」のモデル導入を行う企業。

 厚生労働省は「働き方改革」推進にあたって、労働者の負担軽減や業務効率化に向け、「働き方改革推進支援助成金」などの補助金を拡充している。また介護施設向けには、東京都が「次世代介護機器導入促進支援事業」を行っている。ロボット技術を使った見守り機器の導入費用の一部を補助する。

 ペッパー導入に活用できる補助金や助成金制度は多数あるため、分かりやすく案内する。

 ペッパーが届いた日から使えるように、導入のサポートも行う。需要に応じたコンテンツを作成し、アフターサポートも行う。

 介護の現場では、ペッパーはリハビリやレクリエーションを担当している。介護業者向けのアプリを用意しており、体操や歌、ゲームなどのレクリエーションを実施。顔認証とデータ蓄積で、個人にあわせてコミュニケーションをとることが可能だ。言語訓練や上肢訓練などリハビリを行うこともできる。

 これまでに累計100万人に体操やレクリエーションを提供しており、累計のアプリ稼働時間は8万時間だ。慢性的な人手不足の介護業界で、業務負担軽減に寄与している。

 ペッパーは2014年にリリースされた121cmの人型ロボット。胸に付けたタブレットや音声でユーザーとやり取りが行える。感情認識や顔認識などセンシング機能が搭載されている。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る

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