ネクスグループは年初来高値を更新し急反発、中期経営計画を材料視

2023年4月6日 12:40

■成長分野へ大きな転換、新技術と既存事業とのシナジーの創出

 IoTや暗号資産関連などに注力するネクスグループ<6634>(東証スタンダード)は6日、49円高(31%高)の206円まで上げて年初来高値を更新し急反発している。全市場値上がり率ランキングは第3位(10時10分現在)。4月5日に、2023年11月期から2025年11月期までの3年間における中期経営計画を決議したことを材料視している。

 中期経営計画の骨子は大きく2点である。1つ目は、成長分野への大きな転換、2つ目は、新技術と既存事業とのシナジーの創出である。具体的には、「ブロックチェーン」、「トークン」、「メタバース」を掛け合わせた、Web3.0領域へ事業を展開する。

 また、成長ポテンシャルの高い「メタバース」市場、「デジタルコンテンツ」市場へ参入と事業の拡大を目指す。さらに、株式会社ネクスの持つIoTの戦略資産に、メタバースなどの新たな強みが加わることで、成長ポテンシャルの高い「デジタルツイン」市場での展開を目指す。

 中期経営計画では、2025年11月期における重要な経営指標として、売上高25億円以上、営業利益率15%以上、時価総額130億円以上を目標としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事

最新記事