メルセデス・ベンツ、SUV「GLC」をフルモデルチェンジ

2023年3月18日 16:18

 メルセデス・ベンツは16日、SUV「GLC」の新型を発表した。今回が初のフルモデルチェンジとなり、電動化に加え、装備や安全運転支援システムなどが見直された。

【こちらも】VW「ID.Buzz」、2024年末以降に日本導入へ 70周年の特別仕様車も

 GLCは2015年に登場したSUV。今回の新型では、エクステリアとインテリアの洗練に注目だ。ここに電動化を受けたパワートレインや、安全運転支援システムなどを組み合わせている。

 エクステリアでは、メルセデス・ベンツの基本思想である「Sensual Purity」をもとに、より美しい見た目を目指している。特筆すべきなのは、スポーティなシルエットだ。ホイールベースを15mm、全長を50mm伸ばすことで実現。フロント、サイド、リアなどの各デザインも見直しを受け、スポーティかつ洗練されたビジュアルに仕上がった。

 インテリアでは最新世代のステアリングホイールを採用。ナビゲーション、安全運転支援システムなどの設定がすべて、手元で完結する。大容量のラゲッジルームも見逃せない。座席移動により、積載量は620L~1,680Lまで変動できる。

 パワートレインでは、ISGつきマイルドハイブリッドシステムが登場。最大23PS、最大トルク200N・mのブーストを加えられる。エンジン単体でも、2.0Lクリーンディーゼル式の4気筒ターボにより、197PS、440N・mを発揮。ドライブモード選択の「DYNAMIC SELECT」でオフロードモードに切り替えれば、悪路走破性を高められる。

 安全運転支援システムでは、インテリジェントドライブに新機能を複数追加。アクティブステアリングアシストは、360度カメラシステムとステレオマルチパーパスカメラを使い、車線中央の精密なキープを促す。緊急回避補助システムでは、車道横断中の歩行者や自転車への衝突リスクを検知すれば、ステアリング操作をアシストする。

 発売はGLC 220 d 4MATICのみとなり、価格は820万円。

関連記事

最新記事