映画『魔女の香水』”香水の香り”がもたらす成長物語 - 黒木瞳や桜井日菜子が出演
2023年3月9日 16:15
映画『魔女の香水』が、2023年6月に公開される。黒木瞳、桜井日奈子、平岡祐太が出演する。
■“香水の香り”テーマの女性の成長物語
映画『魔女の香水』は、香水の香りをテーマに女性の成長を描く物語。正社員になることを夢見る派遣社員の若林恵麻は夢を失いそうになるも、“魔女さん”と呼ばれる香水屋の店主・白石弥生と出会い、“香り”の力で徐々に成長を遂げ、人生を切り開いていく。
恵麻と実業家・横山蓮との間で繰り広げられる恋愛模様や、サイドストーリーとして描かれる1組の夫婦の物語にも注目だ。
■映画『魔女の香水』登場人物
主人公・白石弥生…黒木瞳
“魔女さん”と呼ばれるミステリアスな香水屋の店主。白髪で美しく、高貴で上品さも兼ね備える。香りを通して人が持つ可能性や、困難に立ち向かう力、愛する人への思いなどを伝えて導いていく。
弥生役は、映画『仄暗い水の底から』主演、『十二単衣を着た悪魔』では監督を務めた黒木瞳が演じる。
若林恵麻…桜井日奈子
高卒。華やかなセレブ達が集まっているバンケットホールで派遣社員として勤務。正社員を目指して頑張るものの、後輩に対する上司のセクハラに抗議したことから職を失ってしまう。未来に希望を持てず、自分に自信を持てずにいた中、ひょんなことから弥生の店を手伝うことに。弥生から伝授された“香り”の力で次第に成長を遂げていく。
映画『ママレード・ボーイ』や『ういらぶ。』などの人気少女漫画の実写映画で主演を務め、”岡山の奇跡”として脚光を浴びCM、ドラマ、舞台等で活躍する女優・桜井日菜子が抜擢された。
横山蓮…平岡祐太
金木犀の香り漂う実業家。恵麻の憧れの男性でもある。
演じる平岡祐太は、映画『スウィングガールズ』で第28回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞後、安定した演技力で話題作への出演が続く。
杉斗…落合モトキ
挫折する恵麻(桜井日奈子)に夜の街で出会う青年。物語後半で重要な人物に。
落合モトキは子役からの演技歴が長く、若手実力派として数多くのドラマや映画に出演している。
高渕霧子…小西真奈美
恵麻が働く会社のクールな女性上司。
小西真奈美は、初出演映画『阿弥陀堂だより』で日本アカデミー賞新人俳優賞。数々の映画作品において賞を受賞。
榊亮太…宮尾俊太郎
“魔女さん”こと弥生の過去で重要な役割を担う。
宮尾俊太郎は、バレエダンサーとして活躍するほか、テレビやミュージカルにも出演している。
原舞…水沢エレナ
独身時代はホステスとして働き、その頃から弥生の香水店の常連。
妻の原舞を演じるのは、連続ドラマ「恋空」で主人公を演じ、その後もドラマ・映画で活躍する。
原翔…小出恵介
舞の夫。演じる小出恵介は、映画『パッチギ 』で注目され、その後数々のドラマ映画の話題作への出演中。
恵麻の先輩社員…川崎鷹也
恵麻が派遣社員として転職を果たす会社に勤務する営業社員。恵麻の香りへの情熱を応援する。
演じる川崎鷹也は映画初出演となる。
■監督・脚本は宮武由衣
映画『魔女の香水』の制作統括は菅原智美。宮武由衣が脚本&監督を担当する。監督の宮武は「白石弥生というキャラクターは黒木をイメージした当て書き」だと語っている。
■主題歌は川崎鷹也が担当
映画『魔女の香水』の主題歌は、劇中に桜井日奈子演じる恵麻の先輩社員としても登場する、シンガーソングライターの川崎鷹也が担当。2020年にTikTok上で「魔法の絨毯」が人気を呼んだ川崎鷹也。映画『魔女の香水』にはどのような楽曲を提供するのか、期待が高まる。
■映画『魔女の香水』ストーリー
香水店の店主・白石弥生は常連客に2つの香水を見せながら語る。「世の中には似て非なるものがたくさんある」。一方、派遣社員として奮闘する若林恵麻は、いつか正社員になって、一流の仕事を与えられることを目標に頑張っていたが、見習い女性への上司のセクハラ行為を抗議したことで失職。自暴自棄になった恵麻は、声を掛けられた夜の街のスカウトマンに連れられて弥生の店を訪れ、「魔女さん」と呼ばれる弥生の店を手伝うことになった。
ある日、金木犀の香り漂う男性・横山蓮と巡りあう。弥生によって自分の人生を切り開くのは自分自身だと気づかされ、再び派遣社員として働き始める恵麻。すっかり香りの世界に魅了されていく恵麻は、営業先で再び蓮と再会することに。果たして成功という夢に向かって懸命に頑張る恵麻の未来はどんな風景に変わっていくのだろうか?
作品詳細
映画『魔女の香水』
公開時期:2023年6月
出演:黒木瞳、桜井日奈子、平岡祐太、水沢エレナ、小出恵介、落合モトキ、川崎鷹也、梅宮万紗子、宮尾俊太郎、小西真奈美
監督・脚本:宮武由衣
助監督:谷口正行
制作統括:菅原智美
撮影監督:髙間賢治
音楽:小林洋平