大阪・なんばパークス南側の新街区、3月25日に一部開業へ グランドオープンは7月
2023年3月2日 16:25
南海電鉄などが進める「なんばパークス」南側の新街区(大阪市浪速区難波中)名称が「なんばパークスサウス」と決まり、3月25日に一部開業することになった。日本初となるタイの高級ホテルやライフスタイル型ホテル、店舗が入るオフィスビルで構成され、7月1日にグランドオープンする。
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新街区は南海電鉄なんば駅に隣接したなんばパークスの南側に位置する約8,900平方メートル。南海電鉄のほか、大成建設、関電不動産開発、Centara Osaka Japan、ホテル京阪、ニッピが開発を進めている。
施設は3つのビルから構成。34階建て延べ約3万9,000平方メートル、高さ141メートルで日本初進出となるタイの高級ホテル「センタラグランドホテル大阪」(515室)。9階建て延べ約9,300平方メートルのライフスタイルホテル「ホテル京阪なんばグランデ」(227室)。オフィスと店舗からなる14階建て延べ約2万平方メートルの「パークスサウススクエア」だ。
3棟に出店する物販・飲食店は、「くら寿司グローバル旗艦店」、「河童ラーメン本舗」、「ALLY ’S PASTA SHOP NAMBA」など13店。このうち、ホテル京阪なんばグランデとALLY ’S PASTA SHOP NAMBAが25日に先行開業、その他は7月にオープンする。
南海電鉄などは、大阪・難波地区を休日に遊ぶ場所としたなんばパークスのコンセプトの上に、コロナ禍で多様化が進んだ消費者のニーズを踏まえて「ここでしか体験できないぜいたくな時間の提供」を打ち出す。センタラグランドホテル大阪地上140メートルのルーフトップレストランなど、そのイメージに合致した施設を集めた。
外観は街区全体の外壁を統一し、なんばパークスとの一体感や調和に配慮した。なんばパークスとなんばパークスサウスは2階の連絡デッキで直結される。(記事:高田泰・記事一覧を見る)