テレビ東京HDは自社株買い拡大や通期業績・配当予想の増額修正など好感され急伸

2023年2月8日 10:30

■最高益予想となり「様々なステークホルダーと成長の果実をわかちあう」

 テレビ東京ホールディングス(テレビ東京HD)<9413>(東証プライム)は2月8日、買い気配で始まったあと9%高の2079円(170円高)で始値をつけ、約2カ月ぶりに2000円台を回復している。7日17時に第3四半期決算と通期業績予想や配当予想の増額修正を発表し、12月から実施中の自社株買いの枠拡大も発表、好感買いが先行している。今期・2023年3月期の通期業績予想(連結)で親会社株主に帰属する当期純利益を過去最高の62億円に上方修正。様々なステークホルダーと成長の果実をわかちあう観点から株主還元を強化するとした。

 自社株買いの枠拡大は、株主還元の一層の充実、および機動的な資本政策の遂行を可能にするため、取得株式総数(上限)を現在の30万株から50万株に拡大し、取得総額(上限)も現行の6億6000万円から11億円に引き上げるとした。

 3月期末配当は、従来予想の1株45円の予定に対し、普通配当を10円増額し55円とし、2024年にテレビ東京が開局60周年を迎えることから記念配当10円を加えて合計65円の予定とした。この結果、年間配当金は80円となり、連結配当性向は35.5%となるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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