A24製作映画『ザ・ホエール』ブレンダン・フレイザー主演
2023年2月5日 16:56
A24製作の映画『ザ・ホエール』が2023年4月7日(金)に公開される。
■A24製作×『ブラック・スワン』ダーレン・アロノフスキー監督
映画『ザ・ホエール』は、『レクイエム・フォー・ドリーム』『ブラック・スワン』などで知られるダーレン・アロノフスキー監督の最新作。アカデミー賞常連となっている気鋭スタジオ・A24とタッグを組み、サミュエル・D・ハンター原作の舞台を実写映画化する。
■孤独な男が疎遠だった娘との絆を取り戻そうとする最期の5日間
ストーリーは、引きこもりの英語教師である中年男性チャーリーが、離れて暮らす10代の娘と再び心を通わせようとする内容。
自宅のソファからほとんど動かず、引きこもり生活を送り続けた結果、重度の肥満症となったチャーリーは、心不全を患い自身の死期が近いことを悟る。そのことをきっかけに、過食の原因ともなった長らく押し込め続けたトラウマと向き合うことを決意。自らが壊してしまった家族、疎遠だった娘との絆を取り戻そうとする彼の最期の5日間を描く。
■ブレンダン・フレイザーが体重約272キロの“引きこもり教師”に
体重272キロの主人公を演じるのは、『ハムナプトラ』シリーズでおなじみのブレンダン・フレイザー。その他、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のセイディー・シンク、『ダウンサイズ』のホン・チャウ、『アイアンマン3』のタイ・シンプキンス、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のサマンサ・モートンらが出演する。
■主人公チャーリー…ブレンダン・フレイザー
大学のオンライン講座で生計を立てている40代の教師。恋人アランを亡くしたショックに打ちひしがれ、現実逃避するように過食を繰り返してきたチャーリーの体重は272キロ。歩行器なしでは移動もままならないが、頑なに入院を拒んでいる。
ブレンダン・フレイザーはチャーリーを演じるにあたり、メーキャップに4時間を費やし、45キロのファットスーツを着用。演技の延長線としてチャーリーの巨体を作り上げるため、より自然に見えるよう徹底的に研究を尽くしたメーキャップが施されているという。
■エリー…セイディー・シンク
チャーリーの17歳の娘。8年前に家を出て行ったチャーリーとは長らく疎遠にしていたが、余命幾ばくもないと悟ったチャーリーと再会。自分を捨てたチャーリーへの憎悪を剥き出しにする。
■リズ…ホン・チャウ
看護師。チャーリーの唯一の友人であり、チャーリーの恋人だったアランの妹。入院を拒むチャーリーの体調管理と身のまわりの世話をしている。
■トーマス…タイ・シンプキンス
ニューライフ教会の若い宣教師。
■メアリー…サマンサ・モートン
チャーリーの元妻であり、エリーの母親。反抗的なエリーとの接し方に悩む。
■第95回アカデミー賞 主演男優賞など3部門ノミネート
第95回アカデミー賞では、ブレンダン・フレイザーが主演男優賞に、ホン・チャウが助演女優賞にノミネートされた他、メイクアップ&ヘアスタイリング賞にもノミネートされ、3部門に選出。ブレンダン・フレイザーがアカデミー賞にノミネートされるのは本作が初となる。
尚、主演のブレンダン・フレイザーは、第80回ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門 主演男優賞にもノミネート。ブレンダンはハリウッド外国人記者協会と自身との過去の出来事から辞退を事前表明していたにも関わらず、見事主演男優賞候補入りを果たした。
〈映画『ザ・ホエール』あらすじ〉
ボーイフレンドのアランを亡くして以来、現実逃避から過食状態になり健康を害してしまった40代の男チャーリー。アランの妹・看護師のリズの助けを受けながら、オンライン授業でエッセイを教える講師として生計を立てているが心不全の症状が悪化し、命の危険が及んでも病院に行くことを拒否し続けている。しかし、自分の死期がまもなくだと悟った彼は、8年前、アランと暮らすため家庭を捨てて以来別れたままだった娘エリーに再び会おうと決意。彼女との絆を取り戻そうと試みるが、エリーは学校生活や家庭に多くの問題を抱えていた‥‥。
【詳細】
映画『ザ・ホエール』
公開時期:2023年4月7日(金)
全米公開日:2022年12月9日
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ブレンダン・フレイザー、セイディー・シンク、ホン・チャウ、タイ・シンプキンス、サマンサ・モートン
原題:The Whale
2022年/アメリカ/英語/117分/カラー/5.1ch/スタンダード/字幕翻訳:松浦美奈
PG12