マツダ、ロータリー復活! 「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」発表

2023年1月17日 11:24

 マツダは13日、マツダの代名詞ともいえるロータリーエンジンを復活して搭載した、プラグインハイブリッドモデル「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV」を、ブリュッセルモーターショーで初公開した。

【こちらも】マツダ、「マツダ6」を改良 アテンザ誕生20周年記念の特別仕様車も

■MX-30 e-SKYACTIV R-EVの概要

 マツダといえばロータリーエンジン。おにぎり型の構造を採用したマツダ独自のエンジンは、これまでの名車でもあるRX-7などに搭載され、多くのドライバーを魅了してきた。

 そのロータリーエンジンも生産終了がアナウンスされ、歴史は途絶えたかに思われた。だがそのエンジンが発電用のロータリーエンジン(型式:8C)として復活、「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」に採用された。

 MX-30 e-SKYACTIV R-EVは、2020年にデビューした観音開きドアや、独自のマイルドハイブリッドシステムを採用したMX-30がベースとなっている。

 MX-30の基本的価値を継承し、EV走行距離は85kmとなる17.8kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。発電することでさらに長距離走行が可能。給電機能は1500Wとなり、急速充電にも対応。走行モードは「EVモード」、「ノーマルモード」、「チャージモード」の3つを備えており、ユーザーの走り方に対応してくれる。

 8Cと呼ばれるロータリーエンジンは、発電専用で高出力モーターやジェネレーターと同軸上に配置し、モータールームに搭載している。コンパクトさが特徴で、必要な出力をすぐに発揮できることも魅力でもある。

 特別仕様車として「Edition R」も設定されている。マツダ初の乗用車である「R360クーペ」のカラーにも採用されていたマローンルージュメタリックを差し色として、ルーフサイドに採用した。外板色と内装色は黒基調で、フロアマットなどにはローターの形状をしたバッジやエンボス加工が施され、配置されている。

 発売時期などはまだ明らかにされていないため、詳細を待ちたい。(記事:キーパー・記事一覧を見る

関連記事

最新記事