米国がガスコンロ禁止を検討、健康被害もたらす大気汚染物質を放出と指摘
2023年1月12日 16:27
Bloombergの報道によると、米国消費者製品安全委員会(CPSC)が、ガスコンロの禁止を検討しているそうだ。米国ではガスコンロは全世帯の約4割で使用されているという。アメリカ化学会などのリポートによると、ガスコンロは呼吸器系の疾患や心臓血管の問題、がんなどの健康状態に関係がある大気汚染物質を排出しているとされていたようだ。国際環境研究公衆衛生ジャーナル(IJERPH)で先月公表されたレポートでも、米国では現在の小児ぜんそく症例のうち12%以上がガスコンロ使用に起因する可能性があるとしている。以前取り上げた話題だが、米国の住宅に設置されているガスコンロでは、未使用時でも常に微量のメタンが漏れているとする研究があるそうだ(Bloomberg)。