NY為替:米景気後退の懸念強まり、ドル反落

2023年1月7日 07:19

*07:19JST NY為替:米景気後退の懸念強まり、ドル反落
6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円77銭まで上昇後、132円00銭まで反落し、132円15銭で引けた。米国雇用統計でのポジティブサプライズに備え日米金利差拡大観測にドル買い・円売りが加速。その後発表された12月雇用統計は失業率が低下し、雇用は予想を上回ったものの賃金の伸びが予想以上に鈍化し、労働市場の過熱が緩和しつつあるとの見方に繋がり金利低下に伴いドル売りに転じた。さらに、米12月ISM非製造業景況指数は49.6と、予想外にパンデミックによる経済封鎖直後の20年5月来で初めて活動の縮小を示す50割れとなったため景気後退懸念に米国債利回りがさらに低下しドル売りが一段と加速した。

ユーロ・ドルは、1.0509ドルから1.0648ドルまで上昇し、1.0644ドルで引けた。ユーロ・円は141円40銭から140円31銭まで下落。ポンド・ドルは、1.1850ドルから1.2099ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9409フランから0.9271フランまで下落した。《MK》

関連記事

最新記事