寒い冬こそクルマの点検! バッテリー上がり対策を忘れずに

2022年12月30日 18:19

 クルマは寒い冬になるとトラブルに見舞われやすく、特にバッテリーは寒さで性能低下が起き、エンジンが始動しないこともある。年末年始は外出も増え、普段生活している場所より寒い地域に出かけることもあるだろう。バッテリーの健康状態を確認することは重要だ。

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 クルマは、エンジンを始動する時にバッテリーの電気を利用しているが、バッテリー内部のバッテリー液は、常に化学反応を起こして充電し、供給を行っている。だが寒くなると化学反応が鈍くなり、バッテリーが電力を蓄えられず、電圧も上がらないことから、エンジンが始動できないことがある。

 古いバッテリーでも毎日クルマを使用していれば、意外と普通にエンジンは始動するが、いつもと違う場所に出かけた場合、その場所の気温が非常に低いとエンジンが始動しないトラブルに見舞われるだろう。

 一般的にバッテリーの寿命は3年程度と言われているため、新車から1度も変えずに3年経過しているようなら、バッテリーは交換したほうが良い。また寒い地域に出かける場合は、特に新品バッテリーにしてから出かけたほうが安心だ。

 というのも、寒い地域のクルマは、寒冷地仕様のバッテリーをクルマに積んでおり、暖かい地域のバッテリーと容量が異なる。つまり、寒い地域に暖かい地域のクルマが出かける場合、古いバッテリーだと危険と言うことだ。

 もちろんバッテリーはかなり高価なため、普通に始動している場合、交換するなど勿体ない思うだろう。そんな時には、バッテリーより安く購入できるジャンプスターターを1つ用意しておくと良いだろう。

 ジャンプスターターは、様々な種類が販売されているが、クルマの排気量によって選ぶことだ。中でも最大電流がポイントで、軽自動車なら400A程度、普通車なら600A程度必要だ。商品に対応できる排気量は明記されており、ガソリンエンジンよりディーゼルエンジンのほうが、高出力のジャンプスターターが必要なことも覚えておくと良い。

 またジャンプスターターはモバイルバッテリーとしても使用できるため、出先でスマホやタブレットなどの緊急充電器として1つ用意しても損はないだろう。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

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