水戸藩主の徳川斉昭による「ペリー殺害計画」の書簡が見つかる

2022年12月26日 17:53

国指定の重要文化財「旧野崎家住宅」を管理・運営する公益財団法人「竜王会館」は20日、野崎家が所蔵する資料の中から、幕末維新期に活躍した人々の書簡など103点が見つかったと発表した。野崎家は江戸時代に「児島の塩田王」として知られていたという(朝日新聞読売新聞Togetter)。 この中から15代将軍徳川慶喜の父、斉昭に関するものは16点ほど発見された。多くは腹心の藩士で、水戸学の思想家・藤田東湖とやり取りしたものとされる。斉昭が幕府の海防参与の職にあった1853~55年頃に書かれたものの中には、来航したペリーら米国の使節団の殺害方法などを詳細に相談する内容もあったという。「仕掛けをした屋敷に入れてしまえば一度に焼き殺せるのではないか」といった計画なども記されていたとしている。 

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