今日の為替市場ポイント:日本と欧米との金利差拡大で円買い縮小の可能性

2022年12月16日 08:27

*08:27JST 今日の為替市場ポイント:日本と欧米との金利差拡大で円買い縮小の可能性
15日のドル・円は、東京市場で135円24銭から135円90銭まで反発。欧米市場では135円73銭から138円17銭まで上昇し、137円79銭で取引終了。本日16日のドル・円は主に137円台で推移か。欧米と日本の金利差拡大を意識して、目先的にリスク回避的な円買いは縮小する可能性がある。

欧州中央銀行(ECB)は12月15日開催の理事会で政策金利を0.50ポイント引き上げることを決定した。ECBは来年3月からバランスシートを縮小することも計画している。ECBの声明では「インフレ見通しは大幅に上方修正された」、「さらなる利上げが見込まれる」、「インフレ率を中期目標である2%に戻すには大幅利上げが必要」と見解が表明された。市場参加者の間からは「ECBは域内景気に配慮しつつ、2023年に複数回の利上げを行う可能性が高い」、「金融引き締めを強化する方針に変わった」との声が聞かれている。《FA》

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