神戸・名谷駅ビルリニューアル、2023年夏から順次開業 新名称「テテ名谷」に
2022年12月9日 17:21
神戸市交通局とJR西日本アーバン開発、交建設計、大鉄工業は、神戸市須磨区の市営地下鉄西神・山手線名谷駅ビル(須磨区中落合)リニューアルで、施設が2023年夏から順次開業することを決め、開業後の新名称を「tete(テテ)名谷」とすることを明らかにした。物販店やカフェ、ワークスペースなどが入居する。
【こちらも】健康と医療テーマの複合商業施設「フレスポ阿波座」、12月1日開業へ
市営地下鉄名谷駅ビルリニューアルは、2階建て延べ約4,700平方メートルの現駅ビルをリニューアルする一方、北側に3階建て延べ約2,400平方メートルの北ゾーンを新設する計画。2023年夏に北ゾーンが第1期開業し、2024年度中に現駅ビルのリニューアル部分が第2期開業する。
出店する店舗は明らかになっていないが、北ゾーンは1階に物販、サービスの店舗とカフェ、2階に定期券発売所とサービス店舗、スクール、3階にワークスペースの出店を予定している。
新名称は手と手をつなぐように、人と人、人と地域がつながって神戸市が目指す多世代共生の街が名谷地区に生まれることを願ってのもの。イメージカラーはウッド系と青。神戸市内を東西に広がる六甲山系と稜線から見える青空をイメージした。シンボルマークはウッド系と青の1本の曲線で人と人が手をつなぐ姿を抽象的に表現している。
名谷地区は神戸市が阪神淡路大震災からの復興を終え、市のブランドイメージ向上に向けて整備を進める「リノベーション神戸」の対象区域。神戸市は名谷地区を多世代交流の街として活性化させる「名谷活性化プラン」を策定し、駅の利便性向上と美装化を図るため、増築を含む本格的なリニューアルを計画した。
その中で商業施設運営に民間企業のノウハウを導入しようと、総合評価一般競争入札方式で参加企業を募集。JR西日本アーバン開発を代表とする3社の企業連合体を選んだ。(記事:高田泰・記事一覧を見る)