JR東、磁気マーカーを活用する自動運転バスを実用化へ

2022年12月7日 16:51

JR東日本は5日、東日本大震災後にバス高速輸送システム(BRT)を導入した気仙沼線の柳津駅~陸前横山駅間で、自動運転バスの実用化をスタートさせた。最高時速を60キロに設定したバスの自動運転は国内初。この自動運転バスはバス専用道での高速輸送システムで、愛知製鋼の磁気マーカーによる自車位置推定技術「GMPS」が採用されているという(愛知製鋼リリース河北新報オンラインレスポンス)。 路面の磁気マーカーを車両側のセンサーが読み取って走行位置を把握する。実証実験では、GMPSは車線維持や、正着制御をはじめ、GNSS電波の届かないトンネルなどでも高い精度と安定性を実証したという。気仙沼線のBRTでは、自動運転実用化区間4.8キロメートルに磁気マーカを埋め込み、自車位置を高精度に推定して自動運転を支援する。JR東日本では今後、自動運転区間の延長を目指すという。

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