JR大阪駅直結の大型複合施設「梅田3丁目計画(仮称)」上棟、2024年完成へ

2022年11月15日 16:34

 日本郵便、JR西日本、大阪ターミナルビル、JTB、日本郵政不動産が大阪駅西側で建設を進めているJR大阪駅直結の大型複合施設「梅田3丁目計画(仮称)」(大阪市北区梅田)が、地上の鉄骨工事を終えて上棟した。建物は2024年3月に完成する予定で、オフィス、ホテル、商業施設、劇場が入って大阪梅田地区の新名所となりそうだ。

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 梅田3丁目計画は、旧大阪中央郵便局跡地など約1万3,000平方メートルの敷地に建設中の、地下3階、地上39階建て延べ約22万7,000平方メートル。高さ188メートルで、梅田地区の高層ビル群の一角を占めることになる。

 地下1階から地上6階は商業施設。旧大阪中央郵便局の局舎を一部保存、移設した吹き抜け空間や横丁の雰囲気を漂わせるゾーンに、食と暮らしの名店を集め、日本の魅力を発信する場所とする。商業賃貸面積は約1万6,000平方メートル。6階には約1,200の客席を持つ劇場が入り、ミュージカルや音楽公演、関西文化の発信をする。

 11~27階はオフィス。基準階貸室面積約4,000平方メートル、総貸室面積約6万8,000平方メートルで、西日本最大級のビジネス空間が登場する。8階に社交場をイメージしたラウンジ、9階に屋上庭園を設置する。

 7、8階と29~38階はJR西日本ホテルズとマリオット・インターナショナルが初提携した「オートグラフコレクションホテル」が入居する。客室数は418の予定。

 施設は大阪駅西側に新設される新改札口と1階通路で直結するほか、既存の大阪駅連絡橋口改札と2階に新設される歩行者デッキ、西梅田地下歩行者道路「ガーデンアベニュー」と地下1階で結ばれる。2023年春のJRうめきた地下駅開業で大きく変化を遂げる大阪駅周辺に新たなにぎわいの場所が生まれる。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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