映画『ザリガニの鳴くところ』世界的ベストセラーのミステリー小説を映画化、1つの殺人事件と少女の物語
2022年11月15日 09:12
ディーリア・オーエンズによるミステリー小説『ザリガニの鳴くところ』が実写映画化。映画『ザリガニの鳴くところ』として、2022年11月18日(金)より公開される。
■記録的ヒットのミステリー小説『ザリガニの鳴くところ』実写映画化
原作小説『ザリガニの鳴くところ』は、1つの殺人事件をめぐる息の詰まるようなミステリーと、両親に見捨てられながらもノースカロライナ州の湿地帯でたった1人、生きる少女を描く物語。
一見不思議なタイトルからは想像もつかないようなストーリーが人々の心をつかみ、2019年&2020年の2年連続でアメリカで最も売れた本となった他、日本でも2021年に本屋大賞翻訳小説部門第1位に。全世界で“1,500万部突破”のヒットを記録した。
■映画『ザリガニの鳴くところ』あらすじ
事件の真相は、初恋の中に沈んでいる――。
ノースカロライナ州の湿地帯で、将来有望な金持ちの青年の変死体が発見された。容疑をかけられたのは、‟ザリガニが鳴く”と言われる湿地帯でたったひとり育った、無垢な少女カイア。
彼女は6歳の時に両親に見捨てられ、学校にも通わず、花、草木、魚、鳥など湿地の自然から生きる術を学び、ひとりで生き抜いてきた。そんな彼女の世界に迷い込んだ、心優しきひとりの青年。彼との出会いをきっかけに、すべての歯車が狂い始める…。
法廷で少しずつ語られていく、カイアが辿ってきた想像を絶する半生。浮かび上がる殺人の動機と、一向に見つからない決定的証拠。事件の真相に辿り着いたとき、タイトル「ザリガニの鳴くところ」に込められた本当の意味を知ることになる――。
■主演はデイジー・エドガー=ジョーンズ
主人公・カイアを演じるのは、デイジー・エドガー=ジョーンズ。英ドラマ「ふつうの人々(ノーマル・ピープル)」で、2021年ゴールデン・グローブ賞テレビ部門(ミニシリーズ・テレビ映画部門)主演女優賞にノミネートされた新星だ。
また、「シャープ・オブジェクツ」にも出演しているテイラー・ジョン・スミスや、『キングスマン:ファースト・エージェント』のハリス・ディキンソン、『ノマドランド』のデヴィッド・ストラザーン、マイケル・ハイアット、スターリング・メイサー・Jr.といった面々も登場する。
〈映画『ザリガニの鳴くところ』登場人物〉
■主人公カイア…デイジー・エドガー=ジョーンズ
湿地の奥深くで孤独に暮らす少女。チェイスの変死事件の容疑者として、突然逮捕されてしまう。裁判の過程で、たった6歳で家族にも社会にも見捨てられ、湿地の奥深くで孤独に生き延びていた、という過酷な半生が明らかに。
■テイト…テイラー・ジョン・スミス
■チェイス…ハリス・ディキンソン
父親が営む自動車修理工場の後継者で、町の人気者。裕福な家庭に育ち、将来有望とされていたが、湿地帯で変死体で見つかる。警察はチェイスの死因を遺体のあった近くの展望台から落下したことによるものと推測するが、展望台には犯人どころかチェイスの指紋も足跡も見つからない。さらに、チェイスのものではない衣類の繊維も見つかったことで、警察はただの事故ではなく殺人事件として捜査を始める。
■テイラー・スウィフトが楽曲「キャロライナ」書き下ろし
また、シンガーソングライターのテイラー・スウィフトが、『ザリガニの鳴くところ』のためにオリジナル・ソング「キャロライナ」を書き下ろし。テイラー・スウィフトは原作を愛するあまり、自ら懇願して楽曲を提供したという。楽曲制作に際し「この魅惑的な物語に合う、幻想的で優美な、心に長く残る曲を作りたいと思いました」とコメントしている。
プロデューサーを担当するのは、原作に惚れ込んだという女優リース・ウィザースプーン。自身の製作会社ハロー・サンシャインを通して『ザリガニの鳴くところ』の映像化権を取得した。
【詳細】
映画『ザリガニの鳴くところ』
公開日:2022年11月18日(金)
監督:オリヴィア・ニューマン
脚本:ルーシー・アリバー
原作:ディーリア・オーエンズ、友廣純 訳『ザリガニの鳴くところ』(早川書房)
製作:リース・ウィザースプーン、ローレン・ノイスタッター
出演:デイジー・エドガー=ジョーンズ、テイラー・ジョン・スミス、ハリス・ディキンソン、マイケル・ハイアット、スターリング・メイサー・Jr.、デヴィッド・ストラザーン
音楽:マイケル・ダナ
オリジナル・ソング:テイラー・スウィフト「キャロライナ」
原題:Where the Crawdads Sing