楽天証券、米株積立の最低投資金額を3千円に引き下げ 1万円から

2022年10月29日 19:22

 楽天証券は、28日19時以降の積立設定分より、米株積立の最低投資金額を1万円から3千円に引き下げた。同証券では2021年12月に米株積立を提供開始したが、今回最低投資金額を引き下げることで投資家がより購入しやすい環境を整えた形となる。

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 楽天証券の米株積立は、事前に設定した金額または株数を上限とし、毎週または毎月定期的に積立購入が出来る仕組み。これまでは1万円以上の設定が必要だったが、顧客から多くの要望があったことをふまえ、この度3千円以上の設定で積立購入可能とした。これにより1株から設定できる選択肢が広がり、米株積立をより身近な資産運用としてポートフォリオに組み入れやすくなる。

 特に最近では、米国ETF(S&P500など)の注目が高まり、まだ投資を始めたばかりの投資家でも耳にする機会が少なくないだろう。楽天証券の米株積立ではETFも対象となっており、今回最低投資金額が3千円以上になることで、人気の高い高配当米国ETF「SPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD)」の積立購入も出来るようになるという。

 米株積立は、毎日(曜日指定)もしくは毎月を積立指定日と設定可能。ボーナス月には年に2回の増額設定の併用も出来る。

 積立方法は株数指定(1株以上1株単位)または金額指定。決済方法は外貨決済(米ドル)または円貨決済を選べる。積立設定は、一部制約があるものの、3千円以上1円単位(外貨決済の場合3千円以上1セント単位)で出来る。

 対象銘柄は、楽天証券で取り扱いのある米株全銘柄(ADR,ETF,ETN含む)。なお、2022年10月26日現在で約5,100銘柄が対象となる。一般と特定に加え、NISA口座でも設定可能だ。円貨決済の場合は、楽天ポイントの利用も出来る。

 楽天証券では、今回の米株積立の最低投資金額引き下げを記念し、キャンペーンを展開する。楽天証券に証券口座を保有している人でキャンペーンにエントリーし、はじめて米株積立を約定することが条件。対象者は、楽天ポイント200ポイントの還元が受けられ、抽選で2千ポイントが当たる。キャンペーンは既に始まっており、締め切りは2023年1月23日5時の約定分まで。(記事:大野 翠・記事一覧を見る

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