映画『グリーン・ナイト』A24製作のダークファンタジー、“首切りゲーム”から始まる奇妙な旅

2022年10月17日 08:34

 映画『グリーン・ナイト』が、2022年11月25日(金)より公開される。

■A24が贈る“美しき”ダークファンタジー

 映画『グリーン・ナイト』は、『ミッドサマー』や『ムーンライト』などを世に送り出してきたA24が贈る、初の本格ファンタジー。一人の人間の野望と挫折、愛と欲望の物語を、圧倒的な映像美で描き出すダークファンタジーだ。

■クリスマスの“首切りゲーム”から始まる奇妙な旅

 主人公は、アーサー王の甥として、恵まれた環境で怠惰な日々をおくる若者サー・ガウェイン。彼はまだ正式な騎士ではなく、人々に語れる英雄譚もない。

 クリスマスの日、宴が催されていたアーサー王の宮殿を訪れたガウェインは、異様な風貌の緑の騎士から“遊び事(ゲーム)”と称した、恐ろしい首切りゲームを提案される。緑の騎士の首を一振りで切り落とすガウェインだったが、緑の騎士はその首を自ら拾い上げ、「1年後に会おう」と高笑いとともに去っていく。

その日から呪いと厳しい試練が始まった。気が触れた盗賊、彷徨う巨人、言葉を話すキツネ・・・生きている者、死んでいる者、そして人間ですらない者たちが次々に現れ、ガウェインの旅路を導いてゆく。

■デヴ・パテルやアリシア・ヴィキャンデルが出演

 主人公のサー・ガウェインを演じるのは、『スラムドッグ$ミリオネア』『LION/ライオン〜25年目のただいま〜』のデヴ・パテル。また、第88回アカデミー賞にて『リリーのすべて』で助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデルが、一人二役の難役を務める。その他、ジョエル・エドガートン、ショーン・ハリス、バリー・コーガンらが脇を固めた。

■J・R・R・トールキンが翻訳した14世紀叙事詩が原作

 映画『グリーン・ナイト』の原作は、14世紀の作者不明の叙事詩「サー・ガウェインと緑の騎士」。「指輪物語」の作家J・R・R・トールキンが現代英語に翻訳し、広く読まれてきた作品だ。この「サー・ガウェインと緑の騎士」を、監督・脚本のデヴィッド・ロウリーが大胆にアレンジし、幻想的で奇妙な冒険の旅を通して、自分の内面と向き合ってゆく若者の成長物語へと昇華した。

■<映画『グリーン・ナイト』あらすじ>

 その旅は、クリスマスの残酷な遊び事(ゲーム)からはじまった・・・アーサー王の甥であるサー・ガウェインは、正式な騎士になれぬまま怠惰な日々を送っていた。クリスマスの日。円卓の騎士たちが集う王の宴に、まるで全身が草木に包まれたような風貌をした緑の騎士が現れ、恐ろしい首切りゲームを持ちかける。その挑発に乗ったガウェインは、緑の騎士の首を一振りで斬り落とすが、彼は転がる首を自身の手で拾い上げると「1年後に私を捜し出し、ひざまずいて、私からの一撃を受けるのだ」と言い残して去ってゆく。それは呪いと厳しい試練の始まりだった・・・1年後、ガウェインは約束を果たすべく、未知なる世界へと旅立ってゆく。

■【詳細】

 映画『グリーン・ナイト』
公開日:2022年11月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督・脚本・編集:デヴィッド・ロウリー
出演:デヴ・パテル、アリシア・ヴィキャンデル、ジョエル・エドガートン、サリタ・チョウドリー、ショーン・ハリス、ケイト・ディッキー、バリー・コーガン、ラルフ・アイネソン

2021年/アメリカ・カナダ・アイルランド/英語/130分/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/原題:The Green Knight /日本語字幕:松浦美奈/字幕監修:岡本広毅
配給:トランスフォーマー/提供:トランスフォーマー、Filmarks、スカーレット

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