「I’m scared」に代わる、恐怖を表すナチュラルな英語フレーズ

2022年10月8日 15:48

 恐怖を表す英語表現はいろいろあるが、単純に「(私は)怖い」という意味の一般的な言い方は「I’m scared」だ。これだけでも、あなたが恐怖や不安を抱いていることが伝わる。

【こちらも】「I’m worried」以外で使える『心配』を表す英語表現

 だがこれ単体では、細かいニュアンスまで伝えられない。何に対してなのか、また、なぜそう感じるのかまで伝える時には、ぜひ以下に紹介するようなよりナチュラルなフレーズを使ってみよう。

■I’m shaking like a leaf

 「I’m shaking like a leaf」は、文字通り訳せば「葉っぱのように震えている」となる。「葉っぱ」と言うと違和感があるが、恐怖のせいで体が震えることをオーバーに表現していると考えるとわかりやすいだろう。

 恐怖や不安の対象が何であれ、それによって肉体的にも影響を受けるほどなのだ。だから、このフレーズを使う場面は、何か実際に恐怖を体験した後になる。悪夢やホラー映画を見た後などが良い例だ。

 - You are so pale. Are you okay?
 - I’m shaking like a leaf. I think I saw a ghost.

■I’m scared to death

 単に「I’m scared」よりも、「to death」を加えた「I’m scared to death」の方がいろいろな場面に使える、汎用性の高いフレーズと言えるだろう。極度に恐怖や不安を感じており、まさに「死ぬほど怖い」ことを伝えたい時にぴったりだ。なお、この後に「of」を付けると、恐怖や不安の対象を示すことができる。

 - What is your biggest fear?
 - I’m scared to death of spiders.

 また、「I’m scared to death」の後にthat節を続けることで、that以下のことが起こるのではないかと極度に恐怖や不安を感じているという意味になる。

 - Why are you always checking the map?
 - I’m scared to death that I will get lost.

■I’m scared stiff

 「stiff」は「硬い」や「硬直した」という意味の形容詞で、硬くて簡単に動かない/曲がらないもの全般に使える。この場合の「stiff」は副詞的な用法だが、程度の大きさを表す。「恐怖のあまり体が硬直している」といった意味だ。

 このフレーズも「I’m scared to death」と同じく、後に「of」やthat節を続けて具体的な恐怖や不安の内容を示すことができる。

 ちなみに、「stiff」と意味の似ている言葉に「rigid」があるが、こちらは「a rigid piece of plastic」のように、無理に曲げると壊れてしまうようなものを指す。「stiff」は単に簡単に動かない/曲がらないだけで、動かそうと思えば動かせるのが大きな違いだ。

 たとえば、1日中机に向かっていたために立ち上がる時に体が硬く感じる時には「I feel stiff」のように使える。

 - Are you ready for your interview?
 - I’m scared stiff that they will not hire me.(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る

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