日本ファクトチェックセンター設立も新聞・テレビは対象外 ネットでは批判の声
2022年10月4日 14:41
セーファーインターネット協会(SIA)は9月28日、「日本ファクトチェックセンター」(JFC)を10月1日に設立すると発表した。インターネット上の虚偽情報・誤情報を指摘するチェック機関で、SNSなどで配信されている真偽不明の情報を検証するといったことが主な業務となるようだ。サイト上で月に10本以上のファクトチェック記事を掲載、判定ランクは、「正確」、「ほぼ正確」、「根拠不明」、「不正確」、「誤り」の5段階となるという(セーファーインターネット協会リリース、ITmedia、J-CAST)。 しかしこのJFCに関しては、すでに批判の声が上がっている。JFCの方針では、原則として新聞やテレビなどの報道機関はチェックの対象外となるという。しかしSNSは「メディアが発信した情報のファクトチェック」を果たしてきた一面もあり、ITmediaの記事では、「メディアの書くことは正確なのでそれ以外をチェックします」と言われれば反発が起きるのは当然だと指摘している。またFLASHの記事によると、JFCの編集担当などに朝日新聞の元関係者が多くいることもチェック体制に偏りがあるのではないかと指摘される一因となっているようだ(ITmedia、FLASH)。