「out=外に出る」と覚えては英語は話せない? part1 コアで覚える英語 - 前置詞 (3)

2022年10月3日 07:49

 コアで覚える英語前置詞シリーズ、3回目に紹介するのは「out」だ。前回は「in」を紹介したが「out」はまさにその逆である。したがって多くの人は「out=外に出る」と覚えているのではないだろうか。だがそれだけでは、日常会話を理解するのは難しいだろう。今回は「out」のコアについてシェアする。

【こちらも】「in」の本当の意味とは? part 2 コアで覚える英語 - 前置詞 (2)

■outのコア

 outのコアは「外に」である。ポイントは「in(中に)との対比で」というニュアンスを含んでいる点であり、視点をどこに置くかということである。視点が内側にあれば「出て“行く“」、視点が外側にあれば「出て“来る”」という意味合いになる。

■外に出る

 恐らく日本人にとって最も一般的なoutのイメージではないだろうか。以下の例文のように使われる。

・go out for a walk「散歩に出かける」
・He is out now「彼は今外出している」
・live out in the country「町を離れて田舎で暮らす」

■(物を)貸し出している

 「外に出る」というコアから、物を貸し出している状態を表す。

・The books you are looking for is out「探している本は現在貸し出し中となっている」

 日本語でも「貸し出す」と表現するが、まさにこの「出す」というのがoutのコアといえるだろう。

■外へ突き出す・広がる

 「外に出て来る」というコアから、物が外に出て来る・外に広がるという意味になる。

・The cherry blossoms are out「桜の花が咲いている」

 これは外側からの視点となる。つまり「外へ出て来る・出現する」という意味になる。文字通り日本語でも「出現=出て現れる」と表現するだろう。まさにこれがoutのイメージである。

 以上outのコアについて紹介してきたが、outのイメージが掴めただろうか。次回もoutのコアについて紹介する。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る

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