ジャン=リュック・ゴダール監督の追悼上映が渋谷ル・シネマで『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』の2本

2022年9月26日 08:28

 ジャン=リュック・ゴダール監督の追悼上映が、東京・渋谷のBunkamuraル・シネマで開催。『勝手にしやがれ』と『気狂いピエロ』の2作品が、2022年9月30日(金)より順次上映される。

■ジャン=リュック・ゴダール監督の追悼上映、渋谷ル・シネマで開催

 フランス語で"新しい波"を意味する映画運動、ヌーヴェルヴァーグ。1950年代末にフランスで起きたこの波は、まさにニューウェーヴとしてフランス映画界を席巻するが、その評価を確固たるものとした1人がジャン=リュック・ゴダールだ。今回は、9月13日にスイスの自宅で91年の生涯を閉じた彼を追悼し、その代表作として知られる作品を上映する。

■レストア版の『勝手にしやがれ』&『気狂いピエロ』

 『勝手にしやがれ』は、公開60周年を記念して制作された4Kレストア版。可能な限りの素材と技術を結集し、オリジナルネガの色味やサウンドを復元した決定版だ。一方の『気狂いピエロ』は、2015年の公開50周年に合わせて制作された2Kレストア版となっている。

■開催概要

 ジャン=リュック・ゴダール監督 追悼上映
上映期間:
・『勝手にしやがれ』2022年9月30日(金)〜10月6日(木)
・『気狂いピエロ』2022年10月7日(金)〜10月13日(木)
会場:Bunkamuraル・シネマ(東京都渋谷区道玄坂 2-24-1 Bunkamura 6F)
料金:一般1,500円、学生・シニア1,200円、小・中・高校生、障がい者手帳の所持者 1,000円

【上映作品】

■『勝手にしやがれ』60周年4Kレストア決定版

1960年(2020年4Kレストア版)/フランス/90分
<ストーリー>
自動車泥棒でマルセイユからパリへの逃走中警官を殺した男。かつて南仏でベッドを共にした新聞記者志望のアメリカ人留学生のアパートへ転がり込む。金を調達し二人でイタリアへ逃れようとする男と夢をかなえようとする女の行く末は…。
<キャスト>
ジャン=ポール・ベルモンド(役:ミシェル・ポワカール、別名:ラズロ・コヴァックス)
ジーン・セバーグ(役:パトリシア・フランキーニ)
ダニエル・ブーランジェ(役:ヴィダル刑事)
ジャン=ピエール・メルヴィル(役:作家パルヴュレスコ)
アンリ=ジャック・ユエ(役:アントニオ・ベルッチ)
ジャン=リュック・ゴダール(役:密告者)
<スタッフ>
監督・脚本・台詞:ジャン=リュック・ゴダール
原案:フランソワ・トリュフォー
監修:クロード・シャブロル
製作:ジョルジュ・ドゥ・ボールガール
撮影:ラウール・クタール
音楽:マルシャル・ソラル
字幕:寺尾次郎
© 1960 STUDIOCANAL - Société Nouvelle de Cinématographie – ALL RIGHTS RESERVED.

■『気狂いピエロ』2Kレストア版

1965年(2015年2Kレストア版)/フランス/110分
<ストーリー>
パリで金持ちの妻との生活に辟易している男。偶然ベビーシッターにやって来たかつての恋人。彼女を家に送り一夜を共にするも、翌朝知らない男の死体が転がっていた。事情の分からぬまま、彼女の兄がいるという南仏に向かう…。
<キャスト>
ジャン=ポール・ベルモンド(役:フェルディナン・グリフォン、ピエロ)
アンナ・カリーナ(役:マリアンヌ・ルノワール)
グラツィエラ・ガルヴァーニ(役:フェルディナンの妻マリア)
ダーク・サンダース(役:マリアンヌの兄レッド)
サミュエル・フラー(役:アメリカの映画監督)
ジミー・カルービ(役:小男)
レイモン・ドボス(役:港の男)
ラズロ・サボ(役:政治亡命者ラズロ・コヴァックス)
ロジェ・デュトワ(役:ャング)
ハンス・メイヤー(役:ギャング)
ジャン=ピエール・レオー(役:映画館の若い観客)
<スタッフ>
監督・脚本・台詞:ジャン=リュック・ゴダール
原作:ライオネル・ホワイト
製作:ジョルジュ・ドゥ・ボールガール、ディノ・デ・ラウレンティス
撮影:ラウール・クタール
美術:ピエール・ギュフロワ
音楽:アントワーヌ・デュアメル
字幕:寺尾次郎
© 1962 STUDIOCANAL / SOCIETE NOUVELLE DE CINEMATOGRAPHIE / DINO DE LAURENTIS CINEMATOGRAPHICA, S.P.A. (ROME). ALL RIGHTS RESERVED.

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