梅毒の感染者数、過去最多を更新
2022年9月23日 18:15
国内で梅毒の感染が広がっているそうだ。今年に入って報告された感染者は、8155人(9月4日時点の暫定値)だそうで1999年以降、過去最多を更新したという(国立感染症研究所感染症週報[PDF]、朝日新聞、NHK)。 都道府県別では東京都が2343人で最多。大阪府1091人、愛知県463人、福岡県332人などとなっているという。2022年上半期までの感染者は男性が3768人、女性が1855人。年代別では女性は20代と30代が75%を占め、特に20代前半が多いという。男性は20代から50代まで幅広い年齢層で患者が増えているとしている。NHKによるとインターネットを通じた不特定の人との性行為の増加も背景にあるなどとしている。 米国でも梅毒の感染者は拡大しており、2021年に報告された梅毒の新規感染者は5万2354人。1年間で26%急増したとされる。クラミジアと淋病も増加し、これら3つの性感染症の合計では4.4%増えたとしている(Bloomberg)。