今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇でドル買い継続の可能性
2022年9月2日 08:13
*08:13JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇でドル買い継続の可能性
1日のドル・円は、東京市場では138円86銭から139円68銭まで上昇。欧米市場では139円07銭から140円23銭まで一段高となり、140円21銭で取引終了。本日2日のドル・円は主に140円台で推移か。米長期金利の上昇を意識したドル買い・円売りは継続する可能性がある。
1日のニューヨーク外為市場でドル・円は1998年8月以来となる140円23銭まで買われた。この日発表された経済指標で新規失業保険申請件数は減少し、8月ISM製造業景況指数は市場予想を上回ったことがドル高につながった。2日発表の8月米雇用統計に対する市場の期待が高まっていることもドル買い材料となったようだ。8月米雇用統計については非農業部門雇用者数は7月実績を下回る見込みだが、30万人程度の増加が予想されている。また、平均時間給は前年比5%超となる可能性が高いことから、市場予想と一致した場合、インフレ鈍化の思惑は後退し、ドルは底堅い値動きを維持する可能性がある。《FA》