オリンパス、顕微鏡などを扱う科学事業を米投資ファンドに売却
2022年8月30日 16:59
オリンパスは29日、生物顕微鏡などの科学事業をおこなっていた子会社「エビデント」を米投資ファンドのベインキャピタルに売却すると発表した。オリンパスは、4月に科学事業を分社化、完全子会社の「エビデント」を設立していた。同社で最大の事業売却になるという。売却後も顕微鏡関係の製品でオリンパスブランドを継続するかどうかは現在、協議中であるらしい(オリンパスプレスリリース[PDF]、ロイター、朝日新聞、共同通信)。 売却額は4276億7400万円で株式譲渡は2023年1月4日の予定だとしている。今後は内視鏡など医療機器事業に経営資源を集中させる方針としている。 あるAnonymous Coward 曰く、 オリンパスの前身は1919年創業の顕微鏡など製造の高千穂製作所ということで、同社にとっては祖業に当たるという。