イズミ、広島で地域密着型SC「ゆめテラス祇園」建設に着工 2023年夏開業へ
2022年8月24日 16:07
西日本で総合スーパーを展開するイズミは、広島市で地域密着型ショッピングセンター(SC)「ゆめテラス祇園」(広島市安佐南区西原)の建設に着工した。老朽化が進んでいた「ゆめタウン祇園」を建て替えるもので、核テナントの「無印良品」と提携し、各種イベントを催して地域の拠点としての役割も果たす。開業は2023年夏の予定。
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ゆめテラス祇園は、約1万2,000平方メートルの敷地に建つ鉄骨3階建て延べ約1万9,000平方メートル。このうち、店舗面積は約8,100平方メートルで、無印良品など専門店7店が入る。駐車場は約350台分。約250人の従業員が働く予定。
無印良品との連携でマルシェ企画やワークショップ、食育・地域イベントを随時開催するほか、新型コロナウイルスの感染拡大前に取り組んでいた盆踊り大会の再開、地産地消イベントの開催などで地域の拠点施設を目指す。敷地内は広島の四季を感じられる植栽を施し、地域の憩いの場にふさわしい姿とする。
ゆめタウン祇園は1973年、中国地方初で、全国でもまだ珍しい郊外型ショッピングセンターの「いづみ祇園ショッピングセンター」として開店した。広島市のベッドタウンとして発展する祇園エリアの商業拠点として親しまれてきたが、老朽化と耐震基準に満たないことから、建て替えが決まった。現在は敷地内の仮設店舗で食品スーパーとして暫定的に営業している。
祇園エリアは広島市の中心部から車で約15分。西側にJR可部線、中央に路線バスが通る国道183号が走り、交通の便の良さから人口増加が続いている。ゆめテラス祇園は祇園エリアのほぼ中央に位置し、国道183号に面しているうえ、JR可部線の下祇園駅まで徒歩5分の距離にある。(記事:高田泰・記事一覧を見る)