パウエル米FRB議長は金融引き締め姿勢を堅持か
2022年8月23日 16:54
*16:54JST パウエル米FRB議長は金融引き締め姿勢を堅持か
米ワイオミング州ジャクソンホールで8月25-27日に経済シンポジウムが開催されるが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は8月26日に講演を行う予定となっている。その場でインフレ抑止の方針を改めて伝えるとみられており、次回9月20-21日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.75ポイントの追加利上げが行われるとの見方が広がっている。22日の米国株式市場では主要株価指数が下落し、債券市場では10年債利回りが節目の3%を上回った。
なお、市場参加者の間では、23日発表のユーロ圏と米国の製造業PMIとサービス業PMI(8月)も注目されている。ユーロ圏のPMIは7月実績を下回る可能性が高いとみられており、リスク回避的なユーロ売り・ドル買いが優勢となる可能性がある。ドル・円については、ポジション調整的なドル買いは一巡しつつあるようだが、ユーロ安米ドル高が続いた場合、ドル・円の取引でもドル買いがやや強まる可能性がありそうだ。《MK》