「smell = 匂い」だけでは英語は話せない? コアで覚える英語 (40)
2022年7月31日 07:38
コアで覚える英語40回目はsmellを取上げる。今回のsmellも前回のtasteと同様の性質をもつ。smellのコアイメージについて紹介する。
【こちらも】「taste = 味」だけでは英語は話せない? コアで覚える英語 (39)
■smellのコア
smellのコアは匂いがするという意味だが、「~の匂いがする」という受動的意味と、「~の匂いを嗅ぐ」という能動的意味がある。またsmellそれだけで「臭い」という意味になることがあるので注意が必要だ。
・Your feet smell「君の足は臭い」
これは日本語の「匂う」も同じことがいえる。例えば「何か匂う」という文は基本的にネガティブな意味で使われる。英語も同様である。
■他動詞的用法
主語が目的語を匂うという他動詞的用法である。
・I can smell something good.「良い香りがする」
・I can smell when it's going to rain. 「いつ雨が降るかにおいでわかる」
■自動詞的用法
主語がその匂いを発するという文の自動詞的用法である。
・It smells good.「良い香りがする」
・This flower smells sweet. 「この花はいい香りがする」
tasteと同様にその匂いを発するものが主語となる点に注目したい。英語では良くある文の組み立て方なので是非覚えておこう。
■フレーズで覚えよう
最後に良く使われるフレーズを紹介する。そのままセンテンス毎覚えてしまおう。
・I smell trouble「面倒なことになりそうだ」
直訳すると「トラブルの匂いがする」という意味になる。
例)場面: 厄介なこと
A: Stay away from this case.「このことに首を突っ込まないように」
B: Why「何で」
A: For some reason, I smell trouble「何か面倒くさいことになりそうな気がするんだよ」
・stop and smell the roses「立ち止まって身近な幸せを味わう」
直訳すると「立ち止まってバラの匂いを嗅ぐ」である。「あくせくせずに身近にある幸せに目を向ける」というニュアンスで使われる。
例)場面: 連続勤務
A: I haven’t gotten off since the last month.「先月から休みなしだ」
B: Man! You should stop and smell the roses.「それは大変ね。だけどたまには立ち止まって身近な幸せを味わうべきよ。」
C: Yeah right I should.「そうだな」(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)